こうして生まれる!

今日は新商品が出来るまでのお話し。
焼菓子工房LISAがビスコッティ専門店『ココユタBISCOTTI』になってから、
今までにたくさんの商品を作ってきました。
専門店をうたうくらいだから、とにかく種類が多くないとだめだよねぇ~って事で、
商品開発には力をいれて頑張ってきました。
色々なフレーバーのビスコッティを開発する事は大変でもあり、難しくもあり、
そして楽しい事でもあります。
今では定番10種、和風2種、リッチシリーズ3種、季節限定は常時3種、
常時販売しているビスコッティだけでも18種類になりました。
これ以外にも冬季限定の「ちょこび」やバレンタインやホワイトデー用の季節限定フレーバーもありますね。
こんなにたくさんの種類があればもう十分じゃないか!
と言われるかもしれませんが、まだまだ作りたいビスコッティは山のようにあるんです。
新しい商品を開発する時は、大体2通りのパターンがあります。
1つはこんなのを作ろうと決めてそれに向けて微調整しつつ味を追求していくケース。
もう1つは、閃きから突然完成された味が頭に降りてきたり、何となく作ったものがそのまま商品レベルに完成されているケース。
最初のケースは、味が決まるまでは試作を何回も何回も繰り返して、なかなか決まらず、生みの苦しみはもう大変なものです。
でも商品化するつもりで試作をしているので、味が決まるとパッケージや販売準備も早かったりするんですよね。
後のケースは試作はほぼ1回でレシピ完成なのですが、元々商品を作るつもりで作った訳ではないので、パッケージを付けたり販売方針を決めるのに時間がかかったり、未だに待ちだったりして、これまた生みの苦しみがあるんです。
苦しみと言いながら結構簡単に商品って作れるんじゃない!
と思った方も中にはいるのでは…
実を言うと、今まで何度試作を重ねても全く商品化の兆しさえ見えないような試みも色々しているんですよ。
例えば、
かぼちゃビスコッティ
→これはかぼちゃの味がどうしても薄くなってしまってかぼちゃとは名乗れない!
コーヒービスコッティ
→ビスコッティの2度焼き製法に、コーヒー豆のロースト加減がうまく調整できない!
ミルクビスコッティ
→2度焼きでミルク味の原料が焦げてしまってミルクの味がなくなる!
などなど…
こうして思い返してみると、今ある商品たちは色々なハードルを越えてきたんだなぁ~と、
しみじみ思っちゃいます。
実は今まさに苦しんでいる商品化待ちのビスコッティが2個ばかり?あるんですよ。
うまく残りのハードルを越えられると良いのですが…
誕生までもうちょっと待っててくださいね。