よく聞いて、よく応える。
ここ数年は常時5~7人のスタッフで運営している焼菓子工房LISA。
スタッフは主に素敵なミドル世代の女子ばかり。
皆さんそれぞれ真剣に仕事に取り組んでいて、時に楽しく、時に苦しく、何とかみんなで力を合わせて仕事を行っています。
そんな素敵ミドル女子のスタッフ達にはそれぞれ事情があって、仕事をやめなければならなくなってしまう事も少なからずあります。(まあ主に介護ですかねぇ(;’∀’))
実は6月で2人のスタッフが辞めてしまいました。
7月中は人が少ない中ベテランスタッフを中心になんとかみんなで頑張って乗り切りました。
汗汗汗(;’∀’)
そして8月になって、やっと待望の新人さんが2人が一緒に働く事になりました。
バンザーイ!
1人は、事務系(受注、包装発送業務)担当
公式ウェブショップから、出店モール、卸し取引先対応、etc…
それぞれの注文や発送に対して覚えることがまあ、たくさん!
お客様への対応や、出荷の荷物を作るのは、間違えたら即クレームが来てしまう様な重要なポジションで、本当に難しい仕事です。
もう一人は、製造見習い
未経験で不安も多かったと思いますが、やってみたい!という気持ちで飛び込んできてくれました。
製造の仕事は、まず何より体力が一番。
立ちっぱなし作業だし、やる事なす事すべてが肉体労働。
そして、お菓子作りは力と同じくらい繊細さも要求されます。
こちらも簡単な仕事ではありません。
習得できるまでは長い道のりですが、うまくいかない事があってもめげずに努力し続ける意志の強さをもって頑張ってほしいです。
うちに入ってくる新人さんは、久しぶりの社会復帰という方も多く、入ってすぐの頃はとても緊張されていますね。
私が話しかけても、ガチガチに緊張していて返答も堅苦しい言葉が一言二言…。
「あれ?私嫌われてるのかしら?」
と思ってしまうほど。
そんな緊張感の中で、焦ってしまって曖昧な返答や自信がなくて小さな声での返答をすると、
「こらぁぁぁ~!」と、私から一喝。
分からない事、できない事があるのは新人だから当たり前。間違えても怒りません(いや時には怒るかも?)
でも、相手の話をよく聞く事、自分の想いを相手に伝える事、をしないのはとても怒ります。
それは私が、個人のお客さまや、取引先、仕入れ業者、スタッフに対して常にそうありたいと思うお店の形だから。
新人さんでも焼菓子工房LISAの一員です。スタッフとしてお客様へ対しての姿勢はベテランと一緒でなければなりません。マニュアルやルーティーンをこなすのではなく、よく聞いて、よく応える。
「よく聞いて、よく応える」がうまくいっている時は、とてもスムーズに仕事がまわっていて楽しみながら作業が出来ます。
「よく聞いて、よく応える」がうまくいっていないと、文句が増えます、仕事が楽しくなくなります。
ビスコッティのブランド名「ココユタ」は「心豊かに」です。
自分も相手(お客様、業者さん、スタッフ)も心豊かにするために、
「よく聞いて、よく応える」はとても重要な事なんです。
さておき、私の一喝が効いて緊張がほぐれてくると、新人さんたちはグッと引き締まって私たちと同じ方向を向き始めたかな~という感じ。
実際にはまだまだ分からない事だらけのヒヨコちゃんなんですけどね。🐣
早く一人前のスタッフになってくれるのを楽しみに期待しています。🐔