イチジクの野望
先日友人の家でイチジク狩りしてきたイチジク
生で食べるのもおいしいんだけど、
やっぱり焼菓子屋としてはお菓子に使うためにドライイチジクを作ってみたくなるのです。
という事でドライイチジク作りにチャレンジ!
なあんて、切って乾燥機に入れるだけです。
2日ほど低温の温風乾燥しました。
赤い色が残って意外とキレイ!
フルーツをドライにするのって色々なものを何度もやっているけど、
どのくらい乾燥させるのかが難しい。
乾燥しすぎたら風味が飛んで硬くなって美味しくないし、
乾燥が足りないと傷みやすくて保存しにくい。
今回はいい感じにドライにできたかな。
出来上がったドライイチジクをそのまま「パクリ!」
あら、市販のドライイチジクとは違ってフレッシュな感じでおいしい😋
甘さと酸味とプチプチ感。
そのままいくらでも食べられそう。
いや、これはお菓子を焼くために作ったのだからそのまま食べてはいけないのだー!!!
乾燥したので目方が少なくなってしまったイチジク。
わずかだけどこれを使ってイチジクビスコッティを焼いてみました。
ドライフルーツの時にはきれいな赤色だったのが、ビスコッティで乾燥焼きしたら全部黒くなってしまった。
やっぱり乾燥加減で色が変わるのね。
さて、『自家製ドライイチジクビスコッティ』実際に食べてみました。
う~ん、思ったよりもイチジクの風味が感じられない?
ビスコッティにしたら、生地の甘さが加わるし、乾燥焼きで風味も飛んでしまうからかな?
(上が今回作ったドライイチジク、下がいつも使っているトルコ産のドライイチジク)
いつものイチジクと比べてみたら、果肉の厚みも、種のプチプチの大きさもだいぶ違う。
種類が違うから同じようには出来ないよね。
う~む、今回は初めてのイチジク狩りで少量しかゲットできなかったのでビスコッティはお試しとします。
↓こんな感じでお客様に試食でお配りしています。
在庫が尽きたら終了になります。
幸運にも食べることができた方は是非感想などをお寄せください。😊
こんなにドライイチジク作りに懸命になっているのには訳があります。
それは去年友人からもらったイチジクの苗が大きく育って、来年には実がなるんじゃないか?
という状況。
今や私の背丈を優に超えています。
もし来年工房の庭でイチジクが収穫出来たら、それをドライにしてスペシャルビスコッティを作りたいな~、
なんて秘かなる野望を持っていたりするのですよ。
という事で。皆様来年をお楽しみにしていて下さいね。