赤やピンクじゃなくって…(母の日ギフトに寄せて)
子供の頃から赤やピンクが苦手でした。
女の子の色といえば赤やピンクが一般的だった時代、なんだか華やかすぎるし、自分には似合っていない感じがして嫌だな~と常々思っていました。
ランドセルも無条件で赤だったから、買ってもらってもあまり嬉しくなかった気がする。(今は色々な色があって良いですよね)
そういえば成人式の着物を買ってもらった時も、本当は渋い色が良いな~と思っていたのに「若いんだから華やかな赤とかにした方がいいよ」と言われて何も言えずに赤い色の着物を選んでしまった事もあったなあ。
昔の私は一般的な意見に立ち向かえない小心者の子供だったのですねぇ。苦い思い出です。
そんな一般的な女性のイメージの赤やピンクが溢れている母の日ギフトが正直苦手です。
見ている分には可愛らしい、華やか、ゴージャス、素敵、とは思うのですが、事自分の好みで考えるなら赤とかピンクはちょっと苦手です。
なので毎年母の日ギフトを考える時には、どんなイメージのギフトにしようかとても悩みます。
母の日の絶対的カラーの赤とピンクを使っているというだけで母の日ギフト感は増しますよね。でもどうにもしっくりこないのです。
数年前から赤やピンクを使うのを控えて自然を感じられる緑や白や茶色をメインにギフトのイメージを作ることにしました。
今年は、工房の庭のユーカリを押し葉にして母の日カードにあしらいました。
ちょうど春で小さい新芽がたくさん出ている感じが、まるで花が咲いている様だったので花束をイメージしてカードを作りました。
ユーカリのシルバーグリーンの花束にアイボリーのリボン、カードの淵にはサンドベージュの模様、英語のメッセージはこちら↓
「Thank you, Mom, for all that you’ve done for」
「今まであなたがしてくれたすべてのことに感謝を込めて、お母さんありがとう」
包装紙は白に薄グレーの杉柄。
アクセントにモーブピンクのリボンとオリジナル花柄シール。
ピンクのリボンは正直とても悩んだのですが、派手な色味ではなくモーブカラーで差し色程度ならありかなという判断です。
シールは実際にアジサイを撮った写真を加工して作っています。
花柄は華やかさもあるけど、少しでも自然を感じてほしいからリアル花の写真を使いました。
ギフトに赤やピンクがないと、はっきり言って地味ですよね。
パッと見なんか母の日ギフトとはとても見えないかもしれない。
でもじっくり見たら自然のやさしさを感じられるそんなギフト。
自然が好きなお母さんに贈ってもらえたら嬉しいなぁと思って作っています。
派手な赤やピンクは未だに苦手ですが、今は大人になって微妙な色味の赤やピンクは好んで使うようになりましたよ。
赤やピンク、決して嫌いなわけではありませんのであしからず。