丑の日なので

これから暑~い夏がやってくる!!!
昔から暑い夏を乗り切るために栄養価の高いうなぎを食べて夏バテ予防をしていたそうな…
という事で「うなぎビスコッティ」なるものを作ってみました。
実をいうと私は「うなぎ」が苦手で自分から積極的に食べる事はありません。
そんな私がこの「うなぎ」のビスコッティを焼く事になったのは、メルマガのネタを探してスタッフとのミーティングでの事。
季節ネタでうなぎを食べる風習についてピックアップしてくれたスタッフのメモを見て、うなぎは季節的にタイムリーなネタだけどビスコッティに繋げるのはどうかな~?
う~む、と考え込んでいた時ふと鰻のかば焼きのたれが染み込んだご飯が脳裏に浮かびました。
たれを塗って香ばしく焼いた感じならビスコッティでも表現できるかも???
もしかして香ばしくて美味しい???
「うなぎビスコッティ作れるかもよ!」という私の言葉に、そのビスコッティの珍しさ、面白さ、で企画担当スタッフは大興奮!
「じゃあ土用の丑の日までになんとか作って下さい。」というような経緯です。
作れるかな?と思った時からなんとなくイメージはあったのですが、うなぎをどういう状態で入れるかは正直悩みました。
乾燥ウナギとかあれば作りやすかったのですが、一般的ににはそんなものはありません。
ビスコッティに具材として入れるのなら程よく乾燥してないとうまく焼けません。
なので仕方なく市販の蒲焼を購入して自分で乾燥うなぎを作りました。
鰻はもちろん国産です
たれが付いたまま乾燥させると硬くなるかな?と思いたれは洗い流しました
細かく切ってお皿に並べて
電子レンジで少しずつ乾燥させていきます。思った以上に脂が出てきたのでペーパーで脂を吸い取りながらレンジにかけていきます。
電子レンジをかけすぎたら硬くなるし風味も落ちるから程よいところでやめて冷まします。
冷めてカラカラになったのを包丁で刻みます。
具材には乾燥ウナギと食感のアクセントにアーモンド、生地と混ぜてしまうと全く違和感ありません。
焼き上がりは普通に美味しそう、うなぎを感じる匂いは特にありません。
カットしたら断面に蒲焼のたれを塗ります。これって原材料を見たらうなぎエキスが入っているのだけどうなぎ風味になるのかしら?
普段うなぎを食べない私には良く分かりません。
表面にたれを塗ってからオーブンで再度こんがり焼きつけます。
ここまでくると蒲焼風の良い匂いがしてきます。
「うなぎビスコッティ」の完成です。
お味の方はというと、思ったよりも優しい味です。
たれの香ばしさはとても美味しくてビスコッティとのよく合っています。
肝心のうなぎはというと、量があまり多く入っていないというせいもあると思いますが、なんとなくウナギを感じるかな?という程度だと思います。
具が固まっている所はうなぎ感があるようです。
山椒の粉も振ってあるのでほんのり山椒が香るのも良い感じです。
ウナギが苦手な私にとっては、うなぎの脂と食感が軽減されていてとても食べやすい印象でした。
でもウナギ好きの方にはちょっと物足りないのでしょうね。
今回焼いたこの「うなぎビスコッティ」お客様に試食品としてプレゼントさせて頂きます。
これっぽっちで夏バテ予防という訳にはいかないと思いますが、うなぎの変わった食べ方として楽しんでいただけたらと思います。