コーヒーの季節

コーヒーに季節なんてあるんですか?
と言われてしまいそうですが、違うんです。
うちの工房にとって毎年今の時期は、ビスコッティとセットで販売するコーヒーを選ぶ季節なのです。
私が以前個人旅行中に出会ったコーヒー屋さん『ブロワ珈琲研究所』とのご縁で毎年この季節にコーヒーを仕入れさせて頂いています。
ブロワさんのコーヒーはどの銘柄も本当に美味しくって、普段は飲まないような味や銘柄でも試してみたくなっちゃうんです。
だから毎年わざわざオススメコーヒーを数種類送ってもらって試飲会をしているのです。
今年の試飲会のコーヒーはこの5種類です。
①エルサルバドル(中深煎り)
ナチュラル精製による甘味と全体的にすっきりとした味わい
②ブルンジ(中深煎り)
柑橘系のフレーバーが印象的な希少銘柄
③コスタリカ(中深煎り~深煎り)
とろっとした後味を残す甘味と香ばしい風味が際立つ不動の人気銘柄
④インドネシア(深煎り)
昔ながらの製法でクセになる個性的な香りと重厚なコクと余韻が特徴
⑤ブラジル(深煎り)
一般的なアラビカ種とは一線を画すコクと苦み。個性際立つ深煎りです。
例年だと2種類の銘柄を選んでいるのですが、今年はドリップバックのセットをメインにしようと思って色々楽しめるように4種類を選ぶことにしました。
5種類から2種類を選ぶときは、好みの味を1種とそれとは違った味で1種という感じでした。
純粋に1番好きな味を選べばよかったので意外と楽に選べました。
でも今年は5種類から4種類を選ぶのですが、選ぶというより1個だけ外すという事でちょっと難しかったですね。
自分の好きというのだけではなく、全体のバランスを見て外すものを決める。
飲んだ時の驚き、発見、そして飲み比べる楽しさ、などお客様に満足していただけるよう吟味して選びました。
そして今回は初めての試みで、それぞれのコーヒーに合うビスコッティを考えながら試飲をしてみました。
コーヒーの味も様々なら、ビスコッティの味も様々、それらを組み合わせることでより高めあう癒やしの時間になるのでは?という気持ちで今回はビスコッティもセレクトさせていただきました。
組み合わせの相性の良さはココユタスタッフの折り紙つきです。
そして試飲会で選ばれたコーヒーとその講評はこちらです。
②ブルンジ(中深煎り)
カップに顔を近づけた瞬間に今まで嗅いだことの無いようなとても印象的な香り。これは本当にコーヒーなのだろうか?やや酸味があってフルーツのような感じがするので『あんずビスコッティ』と一緒に飲みたいコーヒー。
③コスタリカ(中深煎り~深煎り)
酸味が強いわけでもなく、苦みが強いわけでもなく、とにかく爽やかで飲みやすい。ともすると印象が弱いように感じるかもしれないが、身体に染み込むような優しい味、定番の『アーモンドビスコッティ』に合わせて飲んでもらいたい。
④インドネシア(深煎り)
マンデリン特有の苦みとコクがバランスよくしっかりとした飲みごたえがある。コーヒー好きには満足度の高い安心の一杯、香ばしさと甘さが引き立つ『メイプルビスコッティ』がピッタリの味
⑤ブラジル(深煎り)
フレンチローストでしっかりと焙煎したブラジルは苦みよりもむしろ甘みが強く感じられて後を引く美味しさ。コクのある強い味わいだけど夏の暑い時期でもサラッと飲めそうなほど後味はすっきり。ミルクとの相性も抜群。このコーヒーの強い味にも負けない『ビスコッティ屋さんのショートブレッド』と一緒に楽しんでほしい。
今回の『リサのおススメコーヒー&ビスコッティセット』では、上記のおススメのコーヒーとビスコッティの種類でご用意させていただきます。
どうぞこのコーヒーとビスコッティのマリアージュをお楽しみください。