ペクチン入ってる?

今日は冬至ですね~。
かぼちゃを食べて柚子湯に入らないと!
そう、今季節は柚子のシーズン真っ盛り。
工房のお隣にある実家の柚子が今年は大豊作なんです!
という事で、この大量のゆずを使ってゆずジャムを仕込みましたよ。
ところで、
お店で売っているジャムの食品表示を見るとよく書かれている「ペクチン」
「ペクチン」ってなんだ?
ジャムを作るのにこれを入れないと作れないのか???
なんて思っている方もいるのでは…
「ペクチン」は果実などからとれる食物繊維の一種で砂糖と一緒に加熱すると液体を固める作用があるのです。
ジャム特有のトロッとした感じのあれですよ。
でも、私がつくるココユタのジャムには「ペクチン」の表示はありません。
それは一体なぜ?
それはジャムの主原料である果実から出てくるペクチンを利用してジャムを作っているので、
別にペクチンを添加するようなことは一切していないからなのです。
「へ~、そうなんだ~。」
という声が聞こえてきそうですな。
とはいえペクチンの添加なしでジャムを作るのはそれなりに大変です。
今回の柚子や柑橘類なんかはペクチンがたっぷり含まれているので煮詰めて固くなりすぎないように果汁をたっぷり加えて調整しています。
逆に苺やラズベリーなどのベリー類なんかはペクチンが少ないので固まりにくいです。
だからレモンを皮ごと入れて一緒に火にかけてトロミが出るまではひたすら煮詰めて濃度をあげてます。
つまりペクチンが多い果実も少ない果実も果汁たっぷりで濃厚なジャムになっていますって事かな。
今回の柚子ジャム仕込み風景↓
中の白い綿々にペクチンがたっぷり含まれています。
あく抜きの下茹でが終わったら外皮と果肉に分けてそれぞれ仕込みをします。
今回作った柚子ジャムはこれからの季節にピッタリ!
ジャムと聞くとパンにつけて食べるイメージだけど、この柚子ジャムに限ってはお湯に溶かして飲むのが最高!
私は自分で作ったジンジャーシロップと一緒に柚子ジンジャーで寝る前に温まっています。
ん?それにお酒も入れてるかな?
スタッフの一人はホット柚子にシナモンをれているそうです。
それもおいしそう。
色々アレンジ出来そうですね。
さて、今晩も寒いし、早く家に帰って柚子湯につかって、ホット柚子を飲んで寝よう~。
みなさんも年末の忙しさで疲れた体を柚子で労わってあげてくださいね~。
余談ですが…
柚子ジャムの仕込みをしている横でなぜかパッションフルーツが置かれている…
パッションフルーツって夏の果物じゃなかったっけ?
そうなんです、夏のフルーツです。
工房で栽培しているパッションフルーツがなぜか秋にたくさん花を咲かせてしまい、実が完熟して収穫できるまで待っていたらなんと冬になってしまいました…
このパッションフルーツ、ソースにして冷凍します。
来年の夏には新商品のデザートとして皆様に紹介できるかな?
お楽しみに。