マジックハンド

【マジックハンド】
「リサさんの手はマジックハンドですね~。」
とスタッフに言われました。
余興で手品を見せてた訳ではありませんよ。(笑)
ビスコッティの製造の作業でのコツやポイント。
包装をいかに早く正確に行うためのポイント。
そんな話をスタッフにしていたのですが、私のコツはどうも感覚的すぎて難しいらしい。
手作り手作業のお菓子屋を始めて11年。
長い時間をかけて毎日毎日コツコツと作業をしているうちに、私の手はすっかりお菓子を作るための微妙な感覚を感じ取れるマジックハンドになっていたようです。
指先で触ってちょっとした違いを感じたり、
持ってみて重さや大きさの違いを感じたり、
液体を注ぎたい分量でパッと注いだり、
焼きあがった生地の密度や硬さに応じて成型したり、
う~ん、言われてみれば経験のない人にこれらの違いを感じて作業をしろというのは難しすぎるかもしれない。
でも手作りで作るって、全部が全部同じには出来ないから、
ひとつひとつ手で触って、その違いを感じて同じようになるように作り上げるから味わいが深いのかなぁ~。
なんてしみじみ思ったりします。
これは機械では絶対にできない事ですね。
今は私の手が何か特別なマジックハンドのように見えるかもしれないけど、
毎日毎日コツコツと作業をしていけばスタッフみんながいつかはマジックハンドを持つようになるのだろうな。
うん、みんなで早くマジックハンド持って、たくさんのおいしいビスコッティを皆さんにお届けできるように頑張るぞ!
(ビスコッティに呪い?いや呪文をかけるマジックハンドです…)