失敗の積み重ね
秋の気配が近づいてきたこの季節、毎年作ってみようかな?と思って取り組むのが「かぼちゃビスコッティ」
やっぱり秋はホクホク系、芋栗南瓜ですよね。
菓子業界としてはハロウィンもありますしね。
毎年チャレンジしてはいるももの、なかなかいい感じのレシピに仕上げられず苦労している「かぼちゃビスコッティ」。
今年こそは!と思って挑戦するんですけどねぇ。
去年の「かぼちゃビスコッティ」生地をかぼちゃ色にして見た目重視でしたが、今年は味もかぼちゃを感じたい!
夏にバナナビスコッティの時にバナナチップスがいい仕事をしてくれたので、
かぼちゃチップスがいいんじゃないかな?と思って挑戦してみました。
うちの畑で夏に取れたかぼちゃ。
薄くスライスして油と砂糖をまぶしてオーブンで低温焼き。
おお、かぼちゃチップスはなかなが良い出来。
このままビールのお供におつまみにしたいわ。
いや、今回はこれでかぼちゃビスコッティを作ります。
スタンダードな生地にかぼちゃチップスとかぼちゃの種。
パッと見はかぼちゃっぽいかも?
焼きあがりです。
かぼちゃチップスの色はこんがり焼けた生地の茶色に紛れて分かりにくいけれど、かぼちゃと言えばかぼちゃかな?
で、重要なお味。
これが全くダメだった~!
パリパリだったはずのかぼちゃチップスの食感が生地の水分を吸ってふやけた後に乾燥焼きで固くなって、
何とも言えない食べにくい食感になってしまったー!
しかもかぼちゃの味はなんとなくしかしない。
いやはや、全くダメダメの試作でした。
皆さんに紹介することはあまり多くはありませんが、実はこんな失敗は日常茶飯事です。
特に野菜系のビスコッティを幾度となくチャレンジしていますが、うまくいきそうな足がかりはまだ全くつかめず…
こんな失敗の積み重ねの上に今販売しているフレーバーのビスコッティはあります。
どのフレーバーにもそれぞれの開発秘話があって、すんなりとレシピが決まった種類、すごく苦労して出来上がった種類。
どのビスコッティもそれぞれ思い入れがあります。
長く定番で安定している種類でもふと思い立ってレシピを改良したりすることもあります。
そんなそれぞれの開発ストーリーもそのうちお話ししたいですね。
さておき、今年の「かぼちゃビスコッティ」は、
去年のレシピを少し改良して作る事になるのかな?
ハロウィン限定商品として。