自然のままに(16周年を迎えて)
10月1日は焼菓子工房LISAの創立記念日です。
今年で16周年を迎えました。
毎年やってくるこの区切りの日。
お店を始めた頃は、
「アニバーサリーだからなにか特別なサービスをしなければ!」
と早くからあれこれ考え企画を練り、準備をして、沢山の人に声をかけて、当日は賑やかに、華やかに過ごしていた気がします。
もちろん16年目の今年も企画は考えましたし、たくさんの方に感謝の気持ち伝えたいという想いはいっぱいです。
でも振り返ってみると、毎年やっていたアニバーサリーの準備は、なんだか気負いすぎていて自分的にやりすぎ?
ちょっと疲れていたかもしれない。
去年はキリの良い15周年だったのですが、コロナ渦という事もあって直接集うようなイベントは出来ませんでした。
それでもオンラインショップで色々な企画を立ててお知らせしたりしましたけど、
今までのアニバーサリーと比べると控えめだったかななんて思います。
1年半前からコロナで思うように行き来出来ない世の中になって、いつも通り過ごせないストレスを感じずにはいられませんが、
ふと「今までやってきたことをやらなくてもよいのでは?」と考えたりすることも多くなりました。
逆に「これからはこう言うことをやった方がいいかも!」という事もありますね。
歳をとってきて自分のパワーが衰えてきているせいかもしれませんが、無理をせず自然の流れに任せて生きていく事って結構大事かもなと感じています。
アニバーサリーもその一つ。
もちろんイベントや賑やかな企画で皆さんに感謝の気持ちを伝えたいのはあるのですが、それって別にアニバーサリーの時だけじゃなくてもいいですよね。
感謝の気持ちは1年中ずう~っと。
伝えたい企画があればいつでもやったらいいんですよね。
アニバーサリーは私にとって、自分を振り返る大切な時。
原点や過去の色々な事を想いかえして、今の自分やこれからの自分を作っていく大事な時。
来年以降アニバーサリー企画が縮小しても、どうかお許しくださいね。
なあんて、これが言いたかったのか!!!
今年の創業記念日の10月1日は、台風接近。
朝から大雨と強い風。
注文の発送予定もそれほど多くなかったので、その日は製造作業を止めスタッフのほとんどをお休みにしました。
嵐の中ひとり工房ででゆったりと仕込みをする。
そんな創業記念日は私的にはとても良かったです。
肩の力を抜いて、自然のままに、そんな風にお店を続けていけたらいいなと願う16周年でした。