梅仕事
今年は梅雨が明けるのが早かった…
例年だったら今頃はまだ梅雨が明けていない時期だよなぁ~
なんて今年の梅雨を振り返ってみたりする。
梅の雨と書いて梅雨(つゆ)
梅雨の時期は梅の収穫の季節でもあって、あちらこちらで梅仕事をしているという書き込みを見かけます。
うちの畑にも梅の木があって、毎年叔母が美味しい梅干を漬けてくれています。
私も今年は畑でとれた梅を少し分けてもらって梅仕事しました。
他の果物にはない梅の強烈な酸味、
その酸味をお菓子に生かしたいな~と前から思っていました。
お菓子って甘いものだから酸味や苦みが加わるとアクセントになって美味しくなるんだよね。
もちろん挑戦するのはビスコッティ。
ビスコッティに入れるには水分の少ない具材でなければ難しい。
梅のドライ加工に挑戦です。
梅の酸味が良いとはいえ、そのままをドライにしたのでちょっと酸っぱすぎ!
なので、一度砂糖漬けして水分を抜いて、甘みをつけてから乾燥することにしました。
乾燥は天日干し、といきたいところですが、
梅雨でじめじめしているのでオーブンの予熱で乾燥しました。
砂糖漬けした時にかなりの水分が出て、オーブン乾燥したら更に小さくなって、
出来上がったドライ梅はほんの少しでした。
でも味のほうはなかなか良い感じで、そのまま食べてもかなり美味しい。
このドライ梅を使って”梅ビスコッティ”を作りました。
焼き加減が難しくて何度か失敗したけど、なんとかうまく焼き上がりました。
この酸味はほかのフレーバーにはない独特な風味で夏向きな味ですね。
美味しくできたので試食として皆様にも是非食べていただこうと思っています。
さて、このドライ梅を作るときに出た梅の水分、
結構な量なので何かに使いたいよね。
まあ簡単なところで煮詰めて梅シロップにしました。
これも結構おいしく出来た。
これから夏の暑い季節にソーダー割りやかき氷のシロップなんかに大活躍しそうだね。
ところで、なんで梅の加工作業のことだけ梅仕事って呼ぶんだろう?
梅干し、梅酒、梅シロップ…
まあ手間のかかる作業ではあるのだけど、
梅以外にも手間のかかる加工作業は色々あるから、
私的には夏みかん仕事、ブラックベリー仕事、ピーナッツ仕事、
とそれぞれ呼びたいところだよね。
いずれにせよ作物の加工は大変だけど出来上がりが楽しみな仕事ですね。
手間ひまかけることがおいしさの秘密なんですよね。